「財源はいくらでもある! 消費税増税には反対! 緊急国民財政会議」というイベントがあったそうです。
そこで、財政を悪化させたのは緊縮財政政策を続けた「失われた20年」から今も続く「財政が破綻したらどうする!」という破綻しうるのかどうか?を検証していない、幼稚な「不安を煽って、取りやすい税金を上げる」策動でしかないという主旨の議論がなされています。
「日本は例外的にダメな国(先進国とは価値観を共有できなくなっている、新興国側の国)」と判定されてしまう状況に陥らせることになった財務省の「財政破綻」という呪文はまったく無根拠で、ホントウの問題である「税収が上がらず、貿易黒字が国内を循環するマネーを殖やさない」という狂った政治をやめなければ「日本経済が浮かぶことはない」ということです。
まったく、同感です。この参議院選挙で「消費税」を云々していますが、実際に必要なのは、人口割合でたったの9%が69%の金融資産を所有していてそれが塩漬けされてしまうまちがった税制をやめにして「遊んでいる資産」を国家に吸い上げ、国内に流すことでまっとうに税収があがるカタチに政治を治すことです。
喧伝されている「ギリシャみたいなことが日本でも起きるかもしれない…」というのが扇動でしかなく、緊縮財政と税制の失敗を改めることを政治がせずにすむように誘導しているという構図が見えてきます。
政府に実行させるべきは、デフレからインフレに舵を切るための「リフレーション」政策です。
※ YouTube: 100704緊急国民財政会議01.flv
※ 「緊急国民財政会議」配布資料 [PDF]
以下は、「緊急国民財政会議」の議事内容をテキストに書き起こされたもの。
※ 緊急国民財政会議(その1) – Web Iwakami
※ 緊急国民財政会議(その2) – Web Iwakami
※ 緊急国民財政会議(その3) – Web Iwakami
※ リフレーション - Wikipedia
「不況下における設備の遊休あるいは失業(遊休資本)を克服するため、マクロ経済政策(主として金融緩和政策、時に財政政策も併用)を通じて有効需要を創出することで景気の回復をはかり、他方ではデフレから脱却しつつインフレーションの発生を防止しよう(マイルドインフレ(数%程度)にとどめよう)とする政策である。」
2010年7月6日火曜日
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