2010年9月5日日曜日

Java で定型テキストを編集するパッケージを作ってみた。

久々に、ユーティリティなプログラムを作ってみました。
まぁ、「夏休みの工作」ですね。

今回、作成したのはメールや FAX で顧客や提携先に送りたい定型のテキストを編集するのに使える Java のフォーマッタ・パッケージです。
このパッケージは、
 (1) 定型テキストのレイアウトを定義するためのノード・ツリー構造
 (2) そのレイアウトに適用する編集データを指定するデータ・セット構造
 (3) レイアウトにしたがってデータ・セットを適用した定型テキストを編集するトランスフォーマ
からなります。

このパッケージのリファレンス・マニュアル
Java ソースの tar-ball (テスト・プログラム RepportTest.java と Javadoc も含む)
(ファイル・リスト, MD5チェックサム)
になります。

2010年7月6日火曜日

日本の財政に問題はない。消費税を上げる必要もない。

「財源はいくらでもある! 消費税増税には反対! 緊急国民財政会議」というイベントがあったそうです。

そこで、財政を悪化させたのは緊縮財政政策を続けた「失われた20年」から今も続く「財政が破綻したらどうする!」という破綻しうるのかどうか?を検証していない、幼稚な「不安を煽って、取りやすい税金を上げる」策動でしかないという主旨の議論がなされています。

「日本は例外的にダメな国(先進国とは価値観を共有できなくなっている、新興国側の国)」と判定されてしまう状況に陥らせることになった財務省の「財政破綻」という呪文はまったく無根拠で、ホントウの問題である「税収が上がらず、貿易黒字が国内を循環するマネーを殖やさない」という狂った政治をやめなければ「日本経済が浮かぶことはない」ということです。

まったく、同感です。この参議院選挙で「消費税」を云々していますが、実際に必要なのは、人口割合でたったの9%が69%の金融資産を所有していてそれが塩漬けされてしまうまちがった税制をやめにして「遊んでいる資産」を国家に吸い上げ、国内に流すことでまっとうに税収があがるカタチに政治を治すことです。

喧伝されている「ギリシャみたいなことが日本でも起きるかもしれない…」というのが扇動でしかなく、緊縮財政と税制の失敗を改めることを政治がせずにすむように誘導しているという構図が見えてきます。
政府に実行させるべきは、デフレからインフレに舵を切るための「リフレーション」政策です。

YouTube: 100704緊急国民財政会議01.flv
「緊急国民財政会議」配布資料 [PDF]

以下は、「緊急国民財政会議」の議事内容をテキストに書き起こされたもの。
緊急国民財政会議(その1) – Web Iwakami
緊急国民財政会議(その2) – Web Iwakami
緊急国民財政会議(その3) – Web Iwakami

リフレーション - Wikipedia
  「不況下における設備の遊休あるいは失業(遊休資本)を克服するため、マクロ経済政策(主として金融緩和政策、時に財政政策も併用)を通じて有効需要を創出することで景気の回復をはかり、他方ではデフレから脱却しつつインフレーションの発生を防止しよう(マイルドインフレ(数%程度)にとどめよう)とする政策である。」

2010年5月12日水曜日

【日本・宮崎県・口蹄疫 Foot and mouth disease】感染爆発発生時に広く共有するべき情報をきちんとまとめてある有用なテンプレート

mixi に口蹄疫発生について広く共有するべき情報をきちんとまとめたテンプレートを見つけました。
作成されたのは、「d0ub@口蹄疫防疫支援」さんです。

ここに、コピー&ペーストしておきます。
(感染爆発が発生したときに広く共有されるべき情報がきちんとまとめられており、すばらしいです)

---↓ここからコピー&ペースト---
【緊急】口蹄疫について,正しい情報の普及にご協力ください (11日00:23加筆,修正) 全体に公開
2010年05月09日14:09

9日16:11改訂、口蹄疫発生マップをのせました。
18:15、わかりやすくするために殺処分確定頭数のみに統一しました。
11日00:23 口蹄疫の発生による家畜の殺処分確定頭数を更新しました。



口蹄疫に対する情報の普及と、風評被害を減らすために、テンプレートを作りました。
協力してくれたみなさん、ありがとうございました。



以下本文になります。
(タイトル、および本文はコピペして使ってください)


4月下旬にニュースに登場してから,報道から遠ざかっている口蹄疫。

口蹄疫ってなに?
人間にうつるの?
肉や牛乳は流通しているの?たべても大丈夫?

この日記は,口蹄疫についての正しい情報を発信し,風評被害を最小限に抑えるために公開しています。


2010年4月20日,宮崎県で牛数頭が口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いがあると発表されました。

その後,これらの牛が口蹄疫に感染していたことが確認されました。

感染が確認された牛,および同じ牛舎で飼育されていた牛は,速やかに殺処分されましたが,
4月27日には,牛よりもウイルスの増殖しやすい豚での感染が確認され,
5月10日の発表によると,7.4万頭もの牛,豚,水牛の殺処分が決定されました。


口蹄疫は法定伝染病(法律で対応が細かく定められた伝染病)であり,発生時の対応はすべて,法律に基づいて行われます。

口蹄疫は口蹄疫ウイルスによって起こります。
口蹄疫ウイルスが偶蹄類(ひづめが偶数ある動物、牛など)に感染すると、口や蹄に水ぶくれを作ります。この水ぶくれがやぶれると赤むけになります。
そのため、感染した動物は食欲がなくなり、家畜としての価値がなくなります。
人間は偶蹄類ではないので、口蹄疫にはなりません。

口蹄疫ウイルスは非常に伝播力の強いウイルスで、接触や風に乗っても感染が拡大します。
感染の拡大を防ぐために、感染が確認された動物だけでなく、一緒に飼育されていた動物も殺処分されます。
また,感染が確認された地域では移動規制が敷かれます。
10日現在では7.4万頭の殺処分確定に留まっていますが,過去に口蹄疫の大規模な発生があった台湾(1997年、385万頭のブタが殺処分)やイギリス(2001年、400万頭以上殺処分)では感染の拡大によってより多くの家畜が殺処分されました。

感染が確認された動物や疑われる動物は速やかに殺処分されるため、感染動物の肉や牛乳が市場に流通することはありませんが,万が一それらを摂取しても,人間に感染することありません。つまり,人の健康には何も問題ありません。

今回、口蹄疫が発生した宮崎県は、畜産業の盛んな地域であり、今回の発生による損害は相当なものになります。
もし、わたしたち国民が本来安全である牛肉や牛乳を危ないと考え、消費を止めると、日本の畜産業は殺処分に加えて,さらなる大打撃を受けるでしょう。

この文章を読んでいただいている皆さんにお願いしたいのは、正しい知識を共有していただくことです。

10年前に宮崎と北海道で口蹄疫が発生した際には、風評被害により、たくさんの農家の方が損害を被りました。

二度と同じ過ちをしないために、正しい情報を広めませんか?

ちなみに、最新情報はこちらからご覧になれます。

・「宮崎県HP」では,最新の情報や対策がご覧になれます。
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/nosei/chikusan/miyazakicow/h22kouteindex.html
・「農林水産省HP」では,最新の情報や対策がご覧になれます。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/index.html

*注意*
宮崎県や農林水産省では現在,口蹄疫の対応に追われています。
むやみに問い合わせをしないよう,よろしくお願いします。
寄付などの問い合わせについては,以下コミュニティーや動画からご覧になれます。

・mixiコミュニティー「口蹄疫」では,現地の声が聞けます。
http://mixi.jp/view_community.pl?guid=ON&id=4993025

・youtubeで宮崎への寄付金を希望される方への動画が配信されています。(ふるさと宮崎寄付金によるもの)
http://www.youtube.com/watch?v=yw3eBMLvKFE

・「口蹄疫発生マップ」では現在の発生地域が確認できます
http://maps.google.co.jp/maps/ms?cd=2&ie=UTF8&oe=UTF8&msa=0&msid=103101097783275073929.000485d8ff7f0abb64dbf

*注意*
現在、現場の方々の懸命な対策のおかげで、感染は一部地域のみでとどまっています。
むやみに現地に行かないよう、お願いいたします。


最後に,皆さんにお願いしたいことがあります。
・口蹄疫に関する間違った噂に流されないでください。
・感染した畜産物が流通することはありませんので,今まで通り,牛乳や肉を買ってください。
こうすることが,現地の方々の励みになればと思います。


もしよろしければ、この文面をそのまま、皆さんの日記に書いて頂きたいと思います。

---↑ここまでコピー&ペースト---

2010年3月20日土曜日

O君に贈る言葉、あるいは、上にのぼりたければ routine work がすべての鍵。

ガラにもなく、若い子に OJT のようなコトをしてしまいました…
私のところに来る前よりは彼の力もついて自信も持って仕事に取り組めるようになってくれたようなので何よりです。

そんな彼に贈ったコトバを、ここにも揚げておきます。

ルーチンワークを日々こなすことの目的・効果:
ルーチン・ワークを日々こなしておくと、担当している (あるいは参加している) チームの成果物が連携しあった結果としてどのような機能や目的を満たすことになるのか?ということを理解しその現状を把握しておくことができる。
また、担当チームの成果物を構成要素としている開発/作業対象システムが全体としてどのような要求や目的を適えようとしているのか?や、その要求をどこまで達成できているのか?についても概ねのところを把握できるようになる。


作業プロセス全体の現状とあるべき姿が把握できるようになるので、目下の問題・課題とその解決のために自分 (あるいはチーム) に不足している周辺情報・知識を洗い出せる。
不足している情報と知識をチーム内外に求め、それをチーム内で共有し、課題の解決のアクションをどのようにとっていけばよいか?を計画できる。


チーム外部の情報源にも解決への道筋を示す有益な情報やヒントすら見当たらない場合には、「その課題は、未だ、誰も解決していない問題だ」ということになり、その解決を担当チームの現有能力だけで解決できたならば「真の意味での貢献をした」とアピールできる (であろう)。
そのような「稀な問題」を早めに見つけ出し、それに取り組むためのリソース (情報・知識・ヒト・カネ・モノ・政治的な調整など) を獲得できるだけの「説得力のある提議・提案」を行うことができるようになる。


OJT - Wikipedia

2010年2月28日日曜日

ブル-オーシャン戦略は beggar になることを他人に奨めるだけの愚策だろう。




「ブルーオーシャン戦略」とは、「カネ・時間・人材を失うかもしれないリスクを負ってでも、大事なことだけに専念したい (そして、そんな残虐行為を実行するだけの強度の高い意志があるか、そんな稀有な事情にある) 者」にとってだけ利益のある「価値観や思想の序列化」でしかない。

そもそも、「一度はじまってしまえば過剰なものになるに決まっている“競争”」が「人間という概念」が誕生してから一貫して振興されてつづけたのは、その騒動に異なる役割をもって社会の成員が関わることが「提供サイドにとってコスト超過になるまで優れた機能・安全性・頑健性を追求することが、提供サイド・消費サイドそして社会機能のすべてにとって対価や利便性の向上を速やかに達成できる」からなのであった。
(そうでなければ、数百年にもわたって大衆が資本主義を支持してきたコトを正当化できなくなる)

「大事なことに専念するために、それ以外の価値尺度にまつわるイザコザ・雑音・干渉・擾乱から自分を守ってくれる"盾”」を欲しがるのは、「自分の都合にとって大事なことに専念し、たんなる統計処理を大量に実行することでは飛躍できないあらたな概念・ありかたを創造するチカラ(それをだれもがもっている知能というのだがね)」は、提供サイドとしてエスタブリッシュしたものだけが行使するのが「間違いが少なく、フツウのもの皆は何もできない・しないでいられる安逸で平穏な世の中になる」という「愚かな夢」でしかない。

実際にあるべきは、「専念したいことがあるならば、それにだれもが専念できる」かつ「なにかしらに専念し知恵を得たのであれば、それを発見者・探索者に囲い込ませずに、皆が利用・受益できるものに速やかに社会化・公的なものにする」こと。

「レッドオーシャン」と揶揄することで「資本主義を永らく支持してきた大衆よりも、ちょっとマシな人間」であるかのように自己欺瞞するだけの「コトバ遊び」をしている連中が作りだす現実の社会は、
  民具のような具体的な「暮らし」に結びついた道具すら自分の手で作ることもできず、
  衣食住のすべてを「大事なことに専念しているナマケモノ・人類という種の不幸に鈍感なもの」たちが「大事でない・価値がすくない」として排出するゴミを代謝するだけの生き物
に大衆が変容してしまった「新手の腐った地方豪族の支配する狭隘な価値尺度の流布と徹底だけが公的に認められる地域ファシズム領域」に動的に分割され続ける
  人間をガス室に送ることはしないが、支配階層・意志実行者たちの「暮らし」に大衆を含めることは決して起こらない
  前近代に踏みとどまったまま、近現代の利便性だけは貪った支配・被支配どちらにしても beggar でしかない社会構造を正当化する「歪んだユートピア」運動
でしかないのだ。

たかがゲーム機市場での販売戦略だの15分1000円の床屋フランチャイズだの、低予算労働力が量産しても一定の安全性と機能性を満たせるように生産計画・設計・教育・管理すればいいだけの「知的能力において、さして高い能力は必要とされない事例」を根拠に「タワゴト」を喧伝するのはヤメにしてもらいたい。

レッドにしろブルーにしろ、いずれも「都会に住んでる田舎もの」が飛びつきがちな 20世紀の問題を超え出ていない「くだらない禅問答もどき」でしかないのだよ。

「碧い海」などという安手の観光地コマーシャルのような「ディストピアを生み出すだけの愚かなユートピア幻想」などよりもマシなのは、「資本主義」よりも速やかに、社会の構成員(既に存在している beggar なものたち (難民、経済破綻者、状況からの逃避者…) も含めた) すべてに「専念したいことに専念できるチカラを与え、その果実が公的な価値物として社会化する「意志/選択」能力の飛躍的な改良、人類種に物理的・生理的な変容を有無を言わせずに執行するテクノロジーを解放する
  人類 2.0 を創始する運動
のほうだろう。

(まぁ、こんなコトをココに書き込んだのも、「ブルーオーシャン」な夢物語に侵された若手達が、開発プロセスを破壊している現場を観察する機会があったからなんですがね…
システム開発の現実で起きている「愚かなアイデアの喧伝・流布とその顛末としてのコスト増大」という「ほぼ決定論的 (2/3 のシステム開発案件は失敗に終わる) に歩んでいくダメな過程」は、この国では 5 年もすれば社会全体に拡大した類似な失敗の連鎖の結果として顕れる「社会の病態」になりますし。
…オバマの "Yes, we can" やら日本の政権交代がもたらすだろう「負のことがら」を予見させる「今、そこで起きている事態」について記録する意味を込めて、ココに書き込んでおく)

ブルーオーシャン作戦では甘い。 - CROSSFIRE DBとコンパイラの日記
ブルー・オーシャン戦略 - Wikipedia
beggar の意味とは - 英和辞典 Weblio辞書
資本主義 - Wikipedia
Beggars in Spain - Wikipedia, the free encyclopedia